日別アーカイブ: 2015年6月16日

自然療法との出会い

それは22年前です。
ある日とても印象的な夢を見て、会社を辞める必要を感じ、翌日上司にして相談して、1ヶ月後に仕事を整理し退職しました。
会社を辞めた翌日、「これからどうしよう」と思っているところに、実家からの連絡がきました。
父が職場の健康診断で問題が見つかったとのこと、その後父は入院し、私は父の介助をしました。

父の入院中、今になって思えば、運命的な出会いがありました。
偶然、父と同じ病院で悪性リンパ腫がわかり、現代医学での治療成績が良くないことを知り、別のアプローチを選んで1年ほど前に自然寛解したという方にお会いしたのです。
抗ガン剤の激烈な副作用にショックを受けていた私は、他の選択肢があったことに愕然としました。

それからいろいろな自然療法を学び、アプローチを研究するようになりました。
その間、少なくない数の自然寛解や、劇的自然寛解を体験した方にお会いしました。
そして現代医学の治療と平行して、ストレスが少なくなるよう、免疫が活性するよう工夫していらっしゃる方にたくさんお会いしました。

自分の「気が向く」や「気持ちがよい」をたよりに、何か始めてみるのと良い出会いがあるかも知れません。


『がんが自然に治る生き方』  はじめにできること、「ゴール」の見つけ方

治療法、療法、セルフワークを選ぶ前に大切なことを書きます。

がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと で紹介されているのは
医学の標準治療を一切用いなかったり、標準治療を受けたが寛解せず、代替医療に切り替えて「がんから劇的な寛解を遂げた人々」の成功例ですので、
ちょっとハードルが高いように感じるかもしれません。

当然ですが、医学の標準治療でがんが治る方も多くいらっしゃいます。
標準治療しながらできること、お伝えします。

「がんが治ること」がゴールですが、それだけがゴールになってしまうと、
時には疲れてつらくなってしまうときもあるかもしれません。

がんはよく「闘病」といわれます。
戦うような気持ちは手術に臨むときなど短期的には良いこともありますが
「戦うか、逃げるか」という戦闘モードは残念ながら長続きしません。

ゴールまでの道のりのイメージが大切です。
受け身であるのでなく、何か自分でできることを少しづつ積み重ねて
「気持ちがいい」「楽になる」を自分自身で感じて、判断基準のひとつに加えていきます。

自分なりに「気持ちがいいな~」「ちょっと楽だな~」と感じる瞬間を探します。
最初は、熱めの蒸しタオルで手足や顔をふくと気持ちよい、とかの感覚から入るのも良いかも知れません。
ストレスが高いと蒸しタオルの気持ちよさになかなか気づけませんが、
深呼吸すると感じやすくなります。

自分の心と体が「気持ちのいい」「楽になる」ことを見つけ、増やし、深めていくことが、
ゴールへの1つの道のりです。

「がんが治る」という目標の手前に、自分で手が届く今日、明日の目標がとても大切です。

蒸しタオルで顔を拭くのは気持ちいいな~、蒸しタオルで首の後ろを温めるのも気持ちいいな~、と気づくうちに、体が楽になる場所が見つかったり、ほっとするかんじがするかもしれません。


『がんが自然に治る生き方』  はじめにできること

わたしの両親やクライアントさん達の「がん」体験からの気づきを書きます。

どのような治療法、療法を選んだとしても、自然治癒力が活性する事は重要です。
当事者のストレスが少なくなるよう、少しずつ工夫することが、ご本人、関係者のできることです。

病院の検査で見つかって、そのまま治療に入る方が多いですので、「がん」という病名にショックをうけた状態のままであることも少なくありません。

まず最初のステップは、そのショックのストレスを軽減する事になります。

ご本人やご家族に「がんばって」と言う方がいらっしゃいますが、ご本人やご家族は、病気に気づいたときから、すでにがんばっていらっしゃいます。

どのようにお声がけしてよいかわからず、そうお話しされているのかもしれませんが、
聞いた当事者はストレスに感じることをお忘れなく。

ストレスを減らすには心遣いと工夫が必要なのです。