治療法、療法、セルフワークを選ぶ前に大切なことを書きます。
がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと で紹介されているのは
医学の標準治療を一切用いなかったり、標準治療を受けたが寛解せず、代替医療に切り替えて「がんから劇的な寛解を遂げた人々」の成功例ですので、
ちょっとハードルが高いように感じるかもしれません。
当然ですが、医学の標準治療でがんが治る方も多くいらっしゃいます。
標準治療しながらできること、お伝えします。
「がんが治ること」がゴールですが、それだけがゴールになってしまうと、
時には疲れてつらくなってしまうときもあるかもしれません。
がんはよく「闘病」といわれます。
戦うような気持ちは手術に臨むときなど短期的には良いこともありますが
「戦うか、逃げるか」という戦闘モードは残念ながら長続きしません。
ゴールまでの道のりのイメージが大切です。
受け身であるのでなく、何か自分でできることを少しづつ積み重ねて
「気持ちがいい」「楽になる」を自分自身で感じて、判断基準のひとつに加えていきます。
自分なりに「気持ちがいいな~」「ちょっと楽だな~」と感じる瞬間を探します。
最初は、熱めの蒸しタオルで手足や顔をふくと気持ちよい、とかの感覚から入るのも良いかも知れません。
ストレスが高いと蒸しタオルの気持ちよさになかなか気づけませんが、
深呼吸すると感じやすくなります。
自分の心と体が「気持ちのいい」「楽になる」ことを見つけ、増やし、深めていくことが、
ゴールへの1つの道のりです。
「がんが治る」という目標の手前に、自分で手が届く今日、明日の目標がとても大切です。
蒸しタオルで顔を拭くのは気持ちいいな~、蒸しタオルで首の後ろを温めるのも気持ちいいな~、と気づくうちに、体が楽になる場所が見つかったり、ほっとするかんじがするかもしれません。