キネシオロジーに興味を持ったのは、東日本大震災被災地で、タッピングがとても役立っていることを知ったのがきっかけでした。
そして、EFT、ウェイン・トッピング博士の「ウェルネス・キネシオロジー」を学び、プラクテショナー資格を得ました。
ウェルネス・キネシオロジーでは、筋反射テストを正確にするためクリアリングテスト、経絡とタッピングの関係、またワークの優先順位の見つけ方などを学びました。
また、タッチフォーヘルス1,2を浅野浩司先生に学びました。
ウェルネス・キネシオロジーを学んで、家族によくワークするようになりました。
ある時、自分も疲れていてうっかり手順を抜かし、ワークしてしまいました。
そのワークは、はっとするほど今までよりとても楽に、そして瞬時に*心理的逆転のバランス調整が完了したので、なにが起きたのか?と疑問に感じ、フィンガーモードの違いに気づきました。
それから、その手順とフィンガーモードを研究するようになりました。
来日中のウェイン博士に、広範性心理的逆転に関して、このフィンガーモードが度々有用であった経過などを話したところ、今までに前例がないフィンガーモードであるとのことで「エクセレント」と励ましていただきました。
その後、データを集め、浅野先生にいろいろアドバイスや気づきをいただき、このモードのアラームポイント(募穴)に関するいくつかの特質が分かってきたので「AFA(Alarmpoint Focused Approach)モード」と名付けました。
AFAモードは、アラームポイント(募穴)に着目し、最適なワークを見つけるのに役立ちます。
私は、広範性心理的逆転の傾向のある方々の苦痛を鑑み、経過が楽で、やりすぎのない、安全な方法をずっと模索していました。
これは、それを実現するためにとても役立っています。
AFAモードを使用してのワークでは、正確な筋反射テストを行うため、クリアリングテストを行い、術者の心身バランスも良い状態であることが大切です。
また、クライアントさんに「今、そのワークが必要か」など、会話や筋反射テストなどで確認しながら進めることが重要です。
このワークの内容、量を確認しながら進めるステップは、浅野先生の心遣い細やかな、優しいスタンスのセッションから学んだものです。
このように進めることで、より安全なワークが実現し、自然に深い気づきが生まれます。
ご縁のある方々とシェアすることで、これらの「ギフト」が、多くの方々のお役にたっていきますよう願っています。
*心理的逆転 Psychological Reversal
TFT ロジャーキャラハン博士のつくった造語
「通常なら効果のある治療が効かず、治癒が起こらない・・・・ある人が否定的な行動をとったり、自分を非難したり自己破壊的行動をとったりする場合は、心理的逆転が起こっている徴候と考えてよい。」(P98)『思考場療法入門』ロジャー・J・キャラハン著 穂積由利子訳 春秋社 2001年