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原因を探さない~個人セッション01~

ライトモードは、始まったばかりのもので、今のところ、ご自身の感性に信頼があり、新しいことにも興味がある、心理療法、催眠療法、エネルギーワーク、ボディワークなどのプロの方々や、いろいろな療法を体験され、ご自分に合う療法を探している方々と個人セッションすることが多いです。

そんな方々に「楽だ~」と、とても好評なのが、ライトモードでは「原因を探さない」「言葉で説明する必要がない」ということです。

言葉の持つ力はとても強いものです。

何かが順調でないときに、なぜ?どうして?と問題を探し、解決しようとしたり、原因を探したり、何か答えを知りたくなりますが、それでは解決しないことがしばしばありますし、探すこと自体に疲れてしまうことも。

新しい療法を始めたり、個人セッションを受けたりするときに、誰かにちゃんと伝わるよう説明することはなかなか労力がいりますし、気が進まないこともあります。

また、解決したいことがあっても、どこから始めればよいのか、優先順位がわからないこともあります。

ライトモードでワークする場合、ワークの対象をフォーカスしますが、「そのテーマでワークをするのがよいか」、筋反射モニターを使ってチェックしながらすすめますので、ワークのテーマを言語で全て説明する必要がありません。また、説明したくない場合、内容を話さず「これでワークします」と言って、筋反射モニターをチェックすることも可能です。

依頼者が望んだ対象でも、筋反射モニターでNOの反応だった場合、相談して別の対象をチェックしたり、より範囲を絞ったり、広げたりして、筋反射モニターがYESの反応をする対象を定め、リリースしたり、ハーモナイズするワークをします。

意外な突破口がもたらされることも多いです。


「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」 適切なタッピングのために 

タッピングはいろいろなことに役立つ、素晴らしいアプローチだと思いますが、安心、安全なタッピングには「コツ」があります。

以前、EFTのワークショップに参加しましたが、そこで思いがけない「タッピング事故」を体験しました。

EFT(Emotional Freedom Techniques)は言葉での誘導とタッピングを組み合わせたものです。

EFT講座中、他の参加者の方とプラクテショナー、クライアント役になりEFTワークをするのですが、偶然、医師とペアになり、私がクライアント役になりました。その医師の誘導でタッピングを三回ほど繰り返したとき、頭痛が現れたのです。驚いた医師はEFTでどうにか立て直そうとワークを続けましたが、どんどん悪化しました。そして、結局約1時間半後におう吐してしまいした。

当時は、自分に問題がおきて驚きましたが、リスクが分かって幸運だったと思います。

今になってその体験をふり返ると、EFTでは基本的に原因を掘り下げることはしないのですが、一緒にワークした医師が、習慣からどんどん問題を掘り下げてしまい、言葉選びに催眠誘導の要素が入っていたため、一度にやるワークとしては大きすぎる問題、多すぎるエネルギーを扱ったため起きたことと思います。

この体験から、タッピングを安心安全に提供する方法探しが始まり、「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」の、「最適な場所、最適なワーク」を示すメソッド発見につながりました。

AFAモード(印・フィンガーモード)を使った「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」のワークでは、それぞれのタッピングの最優先経絡を見つけ、適切なタッピング場所を特定できますので、言葉での誘導を必要としません。

また、筋反射モニターを使って、必要な場所、回数をクライアントさんに確認するので、適切なタッピングをすることが出来ますし、タッピング後に、適切だったかどうか、確認することも出来ます。「アラームポイントフォーカスト・アプローチ」では、複雑なアルゴリズムを憶える必要もありませんし、過剰なタッピングによる問題もおこりません。

タッピングは本当に素晴らしいものです。

EFT開発者のゲアリー氏によると、EFTによって*「これまでに200万人以上もの人々がEFTを用いていますが、EFTを用いることで何らかの問題が発生したとの報告は1パーセントにも及びません。」(2010年)とのこと。

大切なだれかのために安心安全なタッピングを提供するのなら、AFAモードを使った「アラームポイントフォーカスト・アプローチ」はきっとお役に立つと思います。

適切なタッピングが多くの方々の助けになること、願っております。

*『The EFT Manual   公式EFTマニュアル ~1分間ですべての悩みを解放する!』(P11)

ゲアリー・クレイグ著 山崎直仁訳 春秋社 2011年


ライトモードのはじまり

キネシオロジーに興味を持ったのは、東日本大震災被災地で、タッピングがとても役立っていることを知ったのがきっかけでした。
そして、EFT、ウェイン・トッピング博士の「ウェルネス・キネシオロジー」を学び、プラクテショナー資格を得ました。
ウェルネス・キネシオロジーでは、筋反射テストを正確にするためクリアリングテスト、経絡とタッピングの関係、またワークの優先順位の見つけ方などを学びました。
また、タッチフォーヘルス1,2を浅野浩司先生に学びました。

ウェルネス・キネシオロジーを学んで、家族によくワークするようになりました。
ある時、自分も疲れていてうっかり手順を抜かし、ワークしてしまいました。
そのワークは、はっとするほど今までよりとても楽に、そして瞬時に*心理的逆転のバランス調整が完了したので、なにが起きたのか?と疑問に感じ、フィンガーモードの違いに気づきました。
それから、その手順とフィンガーモードを研究するようになりました。

来日中のウェイン博士に、広範性心理的逆転に関して、このフィンガーモードが度々有用であった経過などを話したところ、今までに前例がないフィンガーモードであるとのことで「エクセレント」と励ましていただきました。
その後、データを集め、浅野先生にいろいろアドバイスや気づきをいただき、このモードのアラームポイント(募穴)に関するいくつかの特質が分かってきたので「AFA(Alarmpoint Focused Approach)モード」と名付けました。

AFAモードは、アラームポイント(募穴)に着目し、最適なワークを見つけるのに役立ちます。
私は、広範性心理的逆転の傾向のある方々の苦痛を鑑み、経過が楽で、やりすぎのない、安全な方法をずっと模索していました。
これは、それを実現するためにとても役立っています。

AFAモードを使用してのワークでは、正確な筋反射テストを行うため、クリアリングテストを行い、術者の心身バランスも良い状態であることが大切です。
また、クライアントさんに「今、そのワークが必要か」など、会話や筋反射テストなどで確認しながら進めることが重要です。
このワークの内容、量を確認しながら進めるステップは、浅野先生の心遣い細やかな、優しいスタンスのセッションから学んだものです。
このように進めることで、より安全なワークが実現し、自然に深い気づきが生まれます。

ご縁のある方々とシェアすることで、これらの「ギフト」が、多くの方々のお役にたっていきますよう願っています。

*心理的逆転 Psychological Reversal
TFT ロジャーキャラハン博士のつくった造語
「通常なら効果のある治療が効かず、治癒が起こらない・・・・ある人が否定的な行動をとったり、自分を非難したり自己破壊的行動をとったりする場合は、心理的逆転が起こっている徴候と考えてよい。」(P98)『思考場療法入門』ロジャー・J・キャラハン著 穂積由利子訳 春秋社 2001年