適切なタッピングのために

タッピングはいろいろなことに役立つ、素晴らしいアプローチだと思いますが、安心、安全なタッピングには「コツ」があります。

以前、EFTのワークショップに参加しましたが、そこで思いがけない「タッピング事故」を体験しました。

EFT(Emotional Freedom Techniques)は言葉での誘導とタッピングを組み合わせたものです。

EFT講座中、他の参加者の方とプラクテショナー、クライアント役になりEFTワークをするのですが、偶然、医師とペアになり、私がクライアント役になりました。その医師の誘導でタッピングを三回ほど繰り返したとき、頭痛が現れたのです。驚いた医師はEFTでどうにか立て直そうとワークを続けましたが、どんどん悪化しました。そして、結局約1時間半後におう吐してしまいした。

当時は、自分に問題がおきて驚きましたが、リスクが分かって幸運だったと思います。

今になってその体験をふり返ると、EFTでは基本的に原因を掘り下げることはしないのですが、一緒にワークした医師が、習慣からどんどん問題を掘り下げてしまい、言葉選びに催眠誘導の要素が入っていたため、一度にやるワークとしては大きすぎる問題、多すぎるエネルギーを扱ったため起きたことと思います。

この体験から、タッピングを安心安全に提供する方法探しが始まり、「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」の、「最適な場所、最適なワーク」を示すメソッド発見につながりました。

AFAモード(印・フィンガーモード)を使った「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」のワークでは、それぞれのタッピングの最優先経絡を見つけ、適切なタッピング場所を特定できますので、言葉での誘導を必要としません。

また、筋反射モニターを使って、必要な場所、回数をクライアントさんに確認するので、適切なタッピングをすることが出来ますし、タッピング後に、適切だったかどうか、確認することも出来ます。「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」では、複雑なアルゴリズムを憶える必要もありませんし、過剰なタッピングによる問題もおこりません。

タッピングは本当に素晴らしいものです。

EFT開発者のゲアリー氏によると、EFTによって*「これまでに200万人以上もの人々がEFTを用いていますが、EFTを用いることで何らかの問題が発生したとの報告は1パーセントにも及びません。」(2010年)とのこと。

大切なだれかのために安心安全なタッピングを提供するのなら、AFAモードを使った「アラームポイント・フォーカスト・アプローチ」はきっとお役に立つと思います。

適切なタッピングが多くの方々の助けになること、願っております。

*『The EFT Manual  公式EFTマニュアル ~1分間ですべての悩みを解放する!』(P11)

ゲアリー・クレイグ著 山崎直仁訳 春秋社 2011年


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